うつ病(躁うつ病)の対応法や障害年金、
傷病手当金、休職、老人性うつ病、
再発、新型のうつ病、芸能人のうつ病など
うつ病に関することって、実はたくさん
あるんですよね。
難しい専門用語も多くて分かりにくいですが、
分かりやすく説明してみましょう。
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うつ病とは
うつ病。最近では一般的になった言葉ですが、
具体的な意味を知らないという人、
意外に多いのでは?
まずは簡単に
「うつ病とはどんな病気なのか?」
ということを知っておきましょう。
◆うつ病とは
うつ病(うつびょう、鬱病、欝病)とは、
気分障害の一種であり、
抑うつ気分や不安・焦燥、
精神活動の低下、食欲低下、
不眠などを特徴とする
精神疾患のことを言います。
うつ病は脳と心の両面から起こる
とされていますが、程度にも差があるのが
うつ病なんです。
例えば?
あまり生活に支障をきたさないような
軽症例から、自殺を図るなど
生命に関わるような
重症例まで存在するのが特徴です。
また、一般的に男性よりも
女性に多いとされています。
やはり、ホルモンバランスが
乱れやすいというのがあるのでしょうか?
最近では男性でもうつ病で
仕事を休んだりっていうケース、
珍しくないですけどね。
うつ病の症状
うつ病の症状は具体的に
どんなものなのでしょうか。
大きく分けると、以下の5つに分けられます。
それぞれをみていきましょう。
1.うつ気分
2.生命活力の減退による意欲・行動の障害
3.悲観的な思考障害
4.種々の身体症状
5.日内変動、季節変動
◆うつ気分
悲しい出来事があった場合、
誰でもうつ気分になるものですが、
そういったはっきりとした
原因がないのに、深いうつに陥り、
なかなか抜けだせないことが
病的なうつ状態とされています。
うつ気分には、憂うつ感、
悲哀感、興味や喜びといった感情が
なくなることなどがあります。
◆生命活力の減退による意欲・行動の障害
何をするにもおっくうになったり、
意欲が低下するといったことから、
集中力の低下、決断力の低下、
性欲の低下、行動の遅滞など
普段の生活の活力が
減退することによる
意欲・行動の障害が現れます。
ほとんど身体を動かしていないのに
ひどく疲れたり、
身体が重く感じられたりすることがある
のもうつ病の症状の一つです。
◆悲観的な思考障害
自分の将来について特に
悲観的な感情、考え方になることが
多くなります。
また、うつ病になると、
根拠がないのに自分を責めたり、
過去の些細な出来事を思い出しては
悩んだりするようになります。
◆種々の身体症状
うつ病になることで
よくみられる身体症状としては?
以下のような症状があります。
いや、かなり多いですよ。
全身倦怠感、食欲不振、不眠
頭痛、肩こり、めまい感、
性欲減退、聴覚過敏(耳鳴り)
口渇(こうかつ)、
胸部圧迫感、心窩(しんか)部
(みぞおち)不快感、
吐き気、腹痛、便通異常、腰痛、
手足のしびれなどがあります。
また、うつ病にかかると
睡眠障害になるケースが多いのですが、
特に朝早く目が覚めるのは?
うつ病に特徴的で、
「午前三時症候群」
と呼ぶ人もいます。
逆に、夜の睡眠が極端に
長くなったり、日中も寝てばかりいる
といった過眠症状が現れることもあります。
また、周囲の人から見ても
すぐに分かるほど身体の動きが遅くなったり、
口数が少なくなったり、
声が小さくなったりすることもあります。
このような状態を、専門的には
「精神運動制止」
と言います。
◆日内変動、季節変動
うつ病では、しばしば朝方は
調子が悪いのに夕方には元気がでてくる
ということがあります。
これを日内変動と呼んでいます。
また、うつ病には周期性変動が
あることが知られており、
1年~数年の周期で反復したり、
季節的に春と秋に悪くなるケースが多い
とされています。
また、明らかな
「躁」
と
「うつ」
の周期を繰り返すものは?
「躁うつ病」
と呼ばれています。
うつ病の人への接し方
うつ病になっている人の
接し方、非常に重要です。
よく知られていることとしては、
「頑張れと言わない」
ということが挙げられますが、
これだけでは不十分ですよね。
どのように接すればいいのか?
接し方をまとめてみました。
◆聞き役に徹する
まずは、話を聞くことに徹しましょう。
話を聞いていると、ついつい話を
挟みたくなるときって、
ありますよね?
でも、相手はうつ病患者なわけです。
(外見上は病人には見えませんが)
まずはしっかりと話を聞く。
この事を意識して会話をしましょう。
◆励まさない
頑張れとか、大丈夫だよとか、
励まそうとしたのに
逆効果になることがあります。
これは、禁句ですよ。
うつ病になる人は、
「頑張らなきゃ」
という思いがプレッシャーになって
鬱病になっているわけですから、
今さら頑張れと言われたら?
余計に追い討ちをかけられた気分に
なってしまうんです。
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◆うつの状態については話さない
たとえ仕事の同僚であっても、
例えば人事部に勤めているような
場合でない限り、鬱の状態については
聞かないようにしたほうが無難です。
もちろん、相手からその話題を
してきた場合はいいですが、
そうでない場合は病気に関しては
触れないほうが良いでしょう。
というように、基本的なことについて
取り上げてみました。
接し方に関しても
気をつけていきましょう。
うつ病の治療法
うつ病は外見上は
分かりにくい病気なので、
治ったか治っていないのかが
分かりにくいという意味では、
とても厄介な病気です。
では、どのように治療していけば
よいのでしょうか?
うつ病の治療法についてみていきましょう。
◆基本は薬による治療ですが。。
基本的には、病院に通院して
薬をもらい、しばらく休みながら
治療していくという流れが一般的です。
ただ、初期の場合は、
抗うつ剤(抗鬱剤)ではなく、
抗不安剤や睡眠導入剤だけが
処方される場合もあります。
基本的にうつ病になると
不眠症などの睡眠障害が起こっていることが
多いため、よく眠れるようになれば
自然に治るということも
珍しくないためです。
◆治療中の注意点
うつ病の治療中は、睡眠を妨げることに
なりかねないカフェイン類は
とらないようにすることと、
アルコール類も睡眠の質を悪くして
しまうため、控えるようにしたほうが良いでしょう。
もちろん、タバコも控えたほうがいいですね。
また、最近では、抗うつ剤(抗鬱剤)として
SSRIやSNRIが処方されますが、
即効性はありません。
だいたい2~3週間ぐらいかかりますので、
すぐには効かないということも覚えておきましょう。
うつ病の治療は決して急がず、
気長に取り組むというのが
いいのではないでしょうか。
あと、大事なのは?
砂糖などの糖分を控えるということ。
糖分の摂取過多がうつ病の原因と
なっている可能性も大いに
ありますからね。
下手な薬を飲むよりも
糖質制限をしたほうが
治りが早いという場合も?
多大にあります。
というかわたし自身はこちらを
おすすめします。
薬って化学物質ですし、
副作用もこわいですからね。。
家族がうつ病になった場合の対処法は?
うつ病は、自分だけがなるわけではありません。
日本人は勤勉であるがゆえに
ストレスをためやすい人が多いのか、
うつ病になる人が多いですよね。
よって、夫がうつ病になったとか、
妻がうつ病になったとか、
家族がうつ病になることも
珍しくはありません。
◆接し方に注意が必要
自分の家族がうつ病になると、
分かっているつもりでも
ついつい励ましたくなったり、
気分転換にと旅行に誘ったり
してしまいがちです。
でもこれは逆効果です。
鬱病になっている人にとっては、
かえって苦痛になる
ということを覚えておきましょう。
まさに、小さな親切
大きなお世話というわけですね。。
◆焦らずに回復を待つ
うつ病は不治の病ではありません。
目に見える病気ではないため
観察が必要ですが、
必ず治る病気です。
なので、長いトンネルを
通過しているのだと思って
気軽に回復を待ちましょう。
そうじゃないと、自分も精神的に参ってしまいますから。
◆自殺には要注意
特に治りかけの時に注意が必要なのですが、
鬱病患者の特徴として、
自殺願望が芽生えることがあります。
「ん?おかしいぞ」
と思ったらすぐに医師に相談して下さい。
躁うつ病のチェックリスト
うつ病かどうかを判断するために、
チェックリストを活用するのも手です。
案外簡単にチェックできますから、
試してみて下さい^^
◆うつ病かどうかを簡単チェック
Q:朝起きると憂鬱だ。
Q:人に会いたくない
Q:物事をやるのがおっくうになった。
Q:物事を早くこなすことができない。
Q:朝、体が疲れていてだるい
Q:朝よりも夕方~夜のほうが調子が良い
Q:服装や身だしなみが気にならない
Q:何となく不安でイライラする
Q:これから先やっていく自信がない
Q:この世から消えてしまいたいと思うことがある
Q:涙ぐむことが増えた
Q:性欲が落ちた
Q:食欲が落ちた
いかがですか?
当てはまる項目が多いほど、
うつ病度が高いと言えます。
目に見えない病気だけに
周囲から気づくのはなかなか
難しいのが厄介なんですよね。
だからこそ?
しっかりチェックしておきましょう。
うつ病と障害年金
うつ病は基本的に障害年金はもらえません。
が、基本的にというのがポイントです。
かかりつけの医師や社会保険の事務員に
無理だと言われても、
症状の程度によっては
障害年金の対象(=2級)に該当する
場合がありますから、
一度チェックしてみてはいかがでしょうか?
加藤晴彦はうつ病?
加藤晴彦さんって、うつ病なんでしょうか?
ブログで告白したわけでもないんでしょうけど、
話題になっていたので気になりました。
芸能界も何かとストレスがたまりそうな環境だけに、
うつ病になってもおかしくはないですけどね。。
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